« 会話の主役をとられてしまうと… | トップページ | 一枚の葉書きのパワー »

周囲の愛に気づくには 「わたしをみつけて」中脇初枝さん

皆さん、こんにちは。白猫です。 
 
最近、小説で良い出会いの本があったのでお伝えさせてくださいね。  
「わたしをみつけて」 中脇初枝さん
 
 
簡単にあらすじです。
 
捨て子という境遇で施設で育った准看護師の弥生。
 
彼女は心の中にたくさんの諦めや空虚感、孤独感を持っています。 
  
  
色々な出来事にいちいち動揺しないように、
心にガードを作っているのです。 
  
 
過去のトラウマから、
 
「いい子」でないと捨てられてしまう
 
 
という思いがあり、本音を我慢して、
優等生として生きています。 
 
 
そんな弥生が勤務する病院に、新しい看護師長が就任しました。
 
新しい看護師長からの刺激を受け、
更にある人との出会いによって、弥生は変わっていくのです。 
   
 
そして、ある事件を通じて、弥生は人に嫌われることを恐れる自分からも
抜け出すのです。 
 
 
この本を読んで思ったのは、
捨て子であるないにかかわらず、
人は誰もが、心に孤独感を抱いているのではないか、ということでした。 
 
 
そして、人に嫌われるのではないか、という恐れも
誰もが抱いているのではないでしょうか。 
 
  
  
弥生が最後に気づいたのは、
今まで人生で出会った人たちの愛情や優しさです。 
 
 
人からの好意や愛情は、
自分で気づこうと思わなければ気づけません。 
  
  
当たり前だ、まだ足りないと思っている間は、
感謝の気持ちは生まれてこないのだと実感しました。
 
 
弥生がそのことに気づいて、
 
今までモノクロームだった人生が、
突然、人生が、愛情に満たされたパステル色に変わった瞬間を
私は本を通じて感じることが出来ました。
 
 
私自身も養女として育ち、独りよがりの孤独感でいっぱいの少女でした。
 
親や出会った人たちに感謝するより、不満を抱くことが多く、
今思うと恥ずかしい限りです。
 
 
そんな私自身が重なって、
弥生の変化に共感しました。
  
  
小説としても面白く、先が気になり一気に読んでしまいました。 
  
  
弥生が人に心を開いていく様子に、私まで嬉しくなりました。
そして、私が痛感したこと。
 
 
人として大切なものを我慢してまで、
いい子である必要はないんですよね。 
 
 
弥生の生き方から、勇気をもらえるような一冊です。
 
良かったら読んでみてくださいね。 
 
  
どの人の中にも「弥生」がいるように思います。
 
周囲の人たちの愛情ややさしさ、思いやりに気づけるかどうかは、
自分自身が、それを見ようとするかどうか
 
たったそれだけの差だと改めて思いました。 
 
愛はそこにないのではなく、ただ、見ようとしていないのだと。 
見なければ、いつまでも、自分がかわいそうでいられます。
 
誰かを悪者にすることもできます。 
 
真実を引き受けるには強さが必要かもしれません。
 
 
悪者も加害者も被害者も、本当は私の人生にはいないのだと、
自分自身の人生を引き受けた時、
 
きっと周囲に愛が満ち溢れていることに気づけると私は思うのです。
 
(もちろん、明らかに辛い思いをされている方もいらっしゃると思います。
あくまで私の実感です。ご理解いただけたら嬉しいです)
 
 
最近、図書館で予約した本がたくさん届き、
どれも面白いので、順番に紹介させてくださいね。
 
 
今日も読んでくださってありがとうございます。
 
皆さんにたくさんの幸せが訪れますように☆
いつも願っています。
 
白猫

|

« 会話の主役をとられてしまうと… | トップページ | 一枚の葉書きのパワー »

おすすめ本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 会話の主役をとられてしまうと… | トップページ | 一枚の葉書きのパワー »