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聞き上手になる 2

前回は、得意分野の話しをしてくれた時の、聞き方のコツを書かせて頂きました。

今日は、親しい人、大事な人が、悩みや苦しみを打ち明けてくれた時の、聞き方のポイントを書かせてくださいね。

必須なのは、相手の気持を汲むということだと思うのです。
そして、悩んだり苦しんだり、悲しんだりしている時の気持ち、そのままを、とにかく自分のフィルターを通さず、理解してあげること。

具体的に何も出来なくても、寄り添い、共感する。

それだけで十分なんですよね。


ここで言う聞き上手とは、相手の気持ちを、そのままを分かってあげることだと思うのです。
  
大抵の人は、それくらい出来ている、と思うかもしれません。
 
実は、長年、私もそう思っていたのですが、大きな、大きな、誤解でした。
恥ずかしながら、自分を知らなかったのです。
 
そのことに気付いて、正直、かなり落ち込みましたし、友人や家族に謝りたい気持ちになりました。
申し訳ない思いで一杯でした。
 
 
共感するだけ、というのは、実は、人間にとって、すごーく難しいことだと思うのです。
それは、どうしても、自分の価値観や経験で培った考えのフィルターを通して聞いてしまうからです。

自分のフィルターを通さないためには、かなり意識していないと逆に難しいと思うのです。

つまり、大事な人、好きな人でないと、難しいと思います。
正直、自分を抑えて、相手の気持になるというのは、とても疲れます。
疲れてもいいくらい、相手が大事でなければ、悩みは聞かない方がいいかもしれません。(と、私は思います)


分かりやすいので、最初に失敗しやすい例を書かせてくださいね。

1、相手の問題を評価してしまう。 → 励ますつもりで

 子育てが大変だと言うけれど、子供が1人だからまだ楽でいいわよ。

仕事が大変だと言うけれど、隣の課の人は、もっと大変みたいよ。

介護が大変というけれど、同居していないだけ、まだ負担は軽いわよ。

夫の帰りが遅くて不安だと言うけれど、別宅がある訳じゃないし、帰ってくるだけいいわよ。
 

 などなど。その人の苦労が、他の苦労と比べて、まだいいのだから、元気だして頑張って! と励ましてしまうことがあると思うのです。

 これは、人の悩みを評価していることになりますよね。

 その人の問題は、その人だけのもの。他と比べて、軽い、重いと評価されることは、分かってくれないという思いに直結すると思うのです。
 
  人は苦しんでいる時に、そのままの思いを、そのまま理解して欲しいのです。 
他の何かや誰かと比べてほしくないのです。

 例え、その悩みが明らかに軽いと感じたとしても、歯がゆくても、その相手が大事な人であるならば、評価せずに、そのままを聞いてあげて欲しいのです。
 逆に、そのくらいで…と思うなら、聞かないで中断するのも大事かもしれません。
 その方が誠意があるかもしれませんよね。
 
 
2、自分の経験や知っていることを話す → 役にたちたくて

    そういう場合は、こうしたらいいわよ。
    こう考えたらどうかな?
   
 などなど。相手の悩みの解決方法を提案してしまうことも、実は避けた方がいいと思います。
 
 もちろん、それを必要としてくれることもあるけれど、まず、そのままを理解してあげることが大事だと思います。
 十分、相手の問題を共感した後、その人が望むなら、一緒に解決方法を考えることも一つかもしれません。
 
 であっても、相手の問題は、その人の問題であって、あくまで主役はその人自身です。
 
溺れている人の手を引っ張ってあげることは出来るけれど、その人の全身を委ねられたら、一緒に沈んでしまうと思います。その人自身も泳いでくれなかったら、何も解決しないでしょう。

 だから、その人を信じて、任せてあげて欲しいなと思います。(相手が子供であっても)
 
  次回は、具体的な方法なども含めて、もう少しだけ書かせてくださいね。
読んでくださって有難う!

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