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悩みの所有者

聞き上手になる というテーマで、以前書かせて頂きました。

その後、新たな気付きがあったので、書かせてくださいね。
 
 
誰もが自分の所有物ってありますよね。

住む家、インテリア、服、バック、靴、ノート、本、文房具。

全部自分のものなので、勝手に取られたり、使われたりしたら嫌だと思います。

そして、自分自身も、自分の所有物(というと変なニュアンスですが)ですよね。
自分が所有している自分だと思います。
  
 
自分自身も体と心に分けられるかもしれません。

歩いたり、座ったり、仕事したり、学校に行ったりしている。

これは、自分の体を自分が所有しているから出来ることですよね。(脳が指令を出しているとはいえ)
 
 
それでは、次は心です。
自分で考えたこと、感じたことは、自分の所有物ですよね?
 
 
その感情を簡単に分けると3つに分けることが出来ると思います。
  
 
1、嬉しい感情、喜びの感情など、持っていて心地よい感情

2、ごく普通の感情

3、悲しみ、怒り、苦しみなど、抱えるのが辛い感情
 
 
3つに分けた時、上の2つに関しては、自分が所有していても問題を感じないと思うのです。
持っていて居心地が良く、手放したくない感情。

これはまさに、自分が所有したい感情だと思います。


それでは3の苦痛の感情はどうでしょう。

失恋、身内の死や病気、仕事上の失敗、金銭上の不安、仕事の不安、家庭内の不和、友人との不和。

書いているだけで、苦しくなってしまいます。
 
でも、残念ですが、やっぱりこれも、自分の所有物なのですよね。


いらないけれど、簡単にいなくなってくれない感情です。
人にあげたくても、あげられないのは、自分の所有物だから。
 
 
もし、あなたが、友達や恋人、家族の悩みを聞いたとします。
一緒になって聞いているうちに、同調し、その人の悩みを自分のことのように置き換えることもあるかと思います。
また、解決策を伝えたり、アドバイスしたり、なかなか思い通りに動いてくれない相手を、じれったく思うかもしれません。


実は、自分の問題じゃないから、動いて行かないのだと思うのです。
 
 
相手に思い通りの行動をしてもらいたいことを望んだり、アドバイスするのは、相手の所有の領域に入り込んでいるということになる気がします。
 
 
勝手に家にあがりこんで、冷蔵庫の中のものを食べたりしないのに、悩みを聞いた時は、入り込んでしまう。
 
 
それは、自分の心の中の感情が、同化してしまうからだと思います。
でも、やっぱり、相手が抱えている問題は、相手の所有物なのですよね。
 
 
何かの問題や悲しみ、苦しみにぶつかった時。
結局、時間がかかっても、自分の中で解消していかなければ、消えていかないのだと思います。
決して消えない悲しみがあったとしたなら、それは自分の大事な持ち物だからなのかもしれません。
 
悩みや苦しみでさえ、自分の所有物なのだと思えたら、誰かのせいにすることなく、向かい合うことが出来るでしょうか?
そして、自分以外の他の誰かでは、その問題を変わって解決してあげることは出来ないかもしれません。
 
そんなことに気付きをもらった、私でした。
読んでくださって有難う。

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