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「春に」  谷川俊太郎

息子の中3の教科書の最初に、 谷川 俊太郎さんの詩が載っていました。
私はしみじみ噛みしめてしまいました。

春ってすごいエネルギーがある!
ながく冬眠していた私に、また発信したい気持を沸き起こしてくれたこと。

何かいいことがありそうな予感がすること。

変化があること。

そう、変化ってすごい!
いつもと変わらない日常であっても、変化がありそうな時って、ワクワクしてくる。
何か新しい発見がある気がする。

そんなワクワク感を伝えてくれた、谷川俊太郎さんの詩を転記させてください。

 

「春に」 谷川 俊太郎

 
 

この気もちはなんだろう

目に見えないエネルギーの流れが

大地からあしのうらを伝わって

ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ

声にならないさけびとなってこみあげる

この気もちはなんだろう

枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく

よろこびだ しかしかなしみでもある

いらだちだ しかもやすらぎがある

あこがれだ そしていかりがかくれている

心のダムにせきとめられ

よどみ渦まきせめぎあい

いまあふれようとする

この気持ちはなんだろう

あの空のあの青に手をひたしたい

まだ会ったことのないすべての人と

会ってみたい話してみたい

あしたとあさってが一度にくるといい

ぼくはもどかしい

地平線のかなたへと歩きつづけたい

そのくせこの草の上でじっとしていたい

大声でだれかを呼びたい

そのくせひとりで黙っていたい

声にならないさけびとなってこみあげる

この気もちはなんだろう

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徒然なるままに」カテゴリの記事

コメント

ぼくはこの詩に関してはわからなかったけれど…
今思ってみて あの詩はたぶん 子供から大人への気持ちだと思いました

投稿: 春に… | 2010年4月15日 (木) 00時46分

>春に…さん
 
コメント有難うございます♪
 
まさに、春に…さんのおっしゃる通り、あの詩は、子どもから大人になりかけの、戸惑いと焦り、でも、成長していきたい、命の息吹のようなものを表現した詩だと感じています。
 
リズム感あふれる韻の中に潜む、命の躍動感。
 
素敵な詩ですよね!
私は大好きです。

投稿: 白猫 | 2010年4月22日 (木) 23時03分

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