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「いっぱい」にすること

最近出会った児童書の中に、こんな展開がありました。
それは、あれも欲しい、これも欲しいとねだる兄弟の中で、物をねだらない主人公のことを、お父さんが「お前が一番欲張りだ!」と怒るシーンがあったのです。
最初、主人公はそう言われてムッとするのですが、段々と、「確かに私は欲張りかもしれない」と思うのです。

欲張りはいけないことではありません。
この児童書については、近々本のブログで紹介予定ですが、主人公は現状に満たされず、心も現実にも放浪してしまう癖があるのです。
そんな満たされない主人公に比べ、物をほしがる他の子供の方が欲張りではないと思ったお父さんの気持ちも理解できます。物欲の方が分かりやすく、解決もしやすいですものね。
(ちなみに、この本は深刻な家庭崩壊にはならないのでご安心ください)

人間は確かに欲深な生き物だと思うのです。

一つが満たされれば、次が欲しくなり、それが満たされても、次が欲しくなるのです。

人間が満足できない生き物なのは、知能レベルが高いからだと言います。
原始時代の人間なら、その日の食べるものがあり、今日も生きていることに満足していたのではないでしょうか。
衣食住が満たされる現在、家族、友人、職場、人間関係、ゆとり、豊かさ、などなど、それが全て満たされても、満たされきれない空虚さがあると思うのです。

どん欲とも言えますが、欲がなければ人は目標がなくなり生きて行けないかもしれませんね。

私は、心が淋しくて満たされないのは、胸が満たされないように思うのです。
もっと沢山のことを吸収したいと思うのは、おなかの中心が満たされていないような感じかなと思うのです。(胃袋とは別ですよ!)

元々、満月のように、まあるい幸せはないというのが持論です。

かけていても、そこを丸くするのではなく、それはそれとして、自分らしい幸せを見つけられれば、胸の空虚さは満たされて行くかもしれません。
もちろん、人間ですから、浮き沈みはありますが!

最近の私は、ずっと何かを吸収したくて、吸い取り紙のような状態です。
だから、本を読んだり、映画を見たり、人と話したり、美味しいものを食べたり、出かけたりしているのでしょう。

それが楽しくて、ワクワクしている毎日なのです。

〜上で紹介した本について、こちらのブログで詳しく書いています。〜

ビロードのへやの秘密


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コメント

こんばんは!
なんだかとても深いお話みたいで、とても興味をもちました。ほんの紹介楽しみにしています。
私も白猫さん同様、何かを吸収したい!と思っていますが、私の場合、まだまだ行動力が伴っていないのが現実です。本当に吸収したいのは何かわかるまで、私も色々挑戦しながら、それを楽しみにしていければいいなぁと思う今日この頃です☆

投稿: ばろん | 2007年1月11日 (木) 00時33分

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